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WSET、英国女王賞受賞

2014年5月26日 月曜日 • 4 分で読めます
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「世界をけん引するワイン教育機関とは (原文)」に書いた通り、ロンドンを拠点とするWSETがその偉大な功績を誇りとしているのは誰もが知るところである。今日、その功績にさらなる栄誉が与えられた。2015年の英国女王賞(Queen's Award for Enterprise)の国際貿易部門にWSETが選ばれたのである。あらゆる厳格な基準に照らし、国際市場への影響についてあらゆる側面で優れた功績を上げたと認められたのだ(ワイン関連企業のうち他に国際貿易部門を受賞したのは2011年のファイン+レア(Fine + Rare)と、1995年当時輸出部門という名称で受賞したファー・ヴィントナーズ(Farr Vintners)だけだ)。

WSETの創立は1969年で、当初は比較的控え目で厳格なイギリス方式だったが、今や世界を牽引するワインおよびスピリッツ教育の第一人者となった。WSETのコースは18の言語、60ヵ国で受講でき、この10年でイギリス国外の受講生の数が37%から75%へと増加し、全体の受講者数は4倍以上となった。世界的に広く認知されるWSETの資格試験の受験者数は昨年度、世界で56,215人だった。

WSETのコメントによると「おそらくワイン部門に関わるイギリスの事業として最も喜ばしいことは、WSETの資格を取得する生徒の数の増加が世界で最も確立されたワイン生産・輸出国で増加した点でしょう。その中にはフランスやオーストラリアなども含まれており、WSETが対象とする市場のトップ10に常に入っています。フランスでのWSET受講者数は2008年比で4倍となり、オーストラリアは同期間に8倍にもなりました。伝統的なワイン生産国での生徒数の増加と並んで、中国(本土及び香港)はイギリスに追いつく勢いであり、WSETの市場として最大のものになる可能性があります。」

熱意溢れる専門家チームによって開発・維持されているWSETの資格は世界中で600を超す認定校を通じて交付されている。このような国際的な事業の拡大はロンドンのWSET本部のチーフ・エグゼクティブであるイアン・ハリス(Ian Harris;写真)が牽引してきたもので、彼はマーケティング担当をしていたワインおよびスピリッツ業界から2002年に引き抜かれた人物である。

イアン・ハリスとWSET理事長でポル・ロジェのジェームス・シンプソン(James Simpson)は7月14日にバッキンガム宮殿で行われる祝賀レセプションに今年英国女王賞を獲得した他の企業の代表者と共に出席する予定だ。

WSETでは6時間で終了するレベル1から通常18か月を要するレベル4のディプロマまで様々な講座および資格が用意されている。イアン・ハリスはかつて優秀なレベル4ディプロマ受講生であり、私が3年間WSETの名誉校長を務めていた際にギルドホールで授与役を務めさせてもらったのもこのディプロマである。

原文

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